こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

もう10年

ここ数日テレビで東日本大震災の特集が多いと思ったら今日で10年経つんですね。

大阪市在住で何の被害もなかった私は「もう10年経つのか、早いな」という感覚だけど
被災された方はそんな簡単な一言で済まないあれこれがあるんだろうな、と思います。

 
当時はコムギが1歳半前、ユッチがお腹の中にいたのですが
1歳だったコムギは地震のことを覚えていません。
当たり前だけど。

揺れてる最中ですら気付いてなかったしな…
親が焦ってても気付いてなかったしな…
(大阪は乗り物酔いしそうな感じの揺れが長く続いた程度)

 
私自身は地震の被害に遭った事はないものの、中学生の時に阪神大震災を経験してるので
地震に対してものすごい恐怖感があります。

十数年しか生きてない頃だったけど、生まれて初めて「死ぬかも」と思ったのが阪神大震災。
まわりでは気付かず寝ていた友達も数人いるけど
私は揺れる前の地響きで目が覚めたのでリアルに記憶に残っています。

てか、気付かず寝てられるって信じられん!
「自身の命を守ろうとする本能というものはないのか!」と思います…
 

当時住んでいたのは南大阪だったので震度は4かそこらだったけど
直下型だったせいか3年前の地震とは揺れ方が違い、危機感がまったく違いました。

関西は地震が少ないと言われていた時代なので、
地震に対する知識も対策法も何も知らなくて恐怖しかなかった事を覚えています。

 
私は基本的にいい加減な人間ですが、今は大型家具の固定と避難グッズは用意していて
子どもたちにも親がいないときに地震がきた時の対応等は時々話しています。

避難する場所、もし津波が来ると言われたらどうするか等…

うちは鉄筋のマンションなのでよっぽどじゃなければ地震で倒壊することはないと思います。
鉄筋のマンションが倒壊するほどの地震であれば
それはもう関西が壊滅するほどのとんでもない大災害という事態だろうし。

ただ、海は近くないものの津波がくるとなれば事情は違う。
海は近くないけど、南海トラフ巨大地震による津波浸水のハザードマップでは0.5~3.0mとなっています。
平地だしね。

家から数メートル先は0.5m未満なのでリスクが低い地域であるとは思いますが
津波が来るとなれば同じマンションの友達と一緒にうちに来ること、と子どもたちには伝えています。
(家にいた場合)

うちは8階ですが、繋がりのある子が住んでいる階がみんな4階以下というのもあり
普段は親がいない時に他人を入れる事は禁止してるけど
災害時は子どももママも関係なくとりあえずうちに避難するように、と。

 
そんな事を実践する日がこない事を願うけど
自然災害は予測不可能なので怖いです。

子どもを失くした親、親を失くした子供、配偶者を失くした人、
どの話も聞いているだけでまともに息が出来なくなるほど苦しくなるけど
私が苦しいと感じるのはこの話を聞いている間だけであって当事者はずっと続くんですよね…

上辺だけの当たり障りのない言葉を安易に発言する気にはなれません。
「自分には関係ない」と思わず対策をしつつ、この災害を忘れないでおこうと思います。

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