こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

主語がない

コムギはよく主語が抜けるので何の話をしてるのかわからない事があります。
しかも「何の話?」と聞き返すと「だから〇〇やん!」と同じ言葉で押し通してくる事も多い。

子供にはありがちな事かもしれないけど
ユッチはそこまで主語が抜ける事はないし、
何より「何の話?」と聞き返せば違う単語で返してくれます。

まぁ、女子特有のえらそうな言い方をしてくるし、
ムダな言い回しが多くてやたら長い事もあるけど
話の内容は2歳年上のコムギよりわかりやすいです。

コムギは自分の脳内にある事を相手が理解してくれてると思ってるのかな。
言葉で伝えなきゃわからんよ…

 
そう思う事が日頃からちょこちょこあったのですが
数日前、私自身も同じだという事に気付いてしまって愕然としました。

散々コムギに対してアレコレ思っておいて
実は自分も同じだったという事に気付かなかった事にもショック。

 
月曜日の朝、洗濯物を干そうとしたら前日の登山に持って行ったタオルが見当たらなかったので
子供たちに「昨日のタオル(洗濯に)出したん?」と聞きました。

コムギはシカト。
ユッチは「出した」と返事。

「え?なかったで?」と言うと「出したで!茶色いのん」と答えるユッチ。
「茶色ちゃうやん。ピンクやったやん」と突っ込むと「茶色やで!!」と反論するユッチ。
「茶色のタオルなんかないやんか」と言い返す私に
「茶色のタオルやった!」と更に反論するユッチ。

あれ?
何か噛み合ってないかも…

と、ここでようやく気付きました。

 
私は前日登山に持って行ったタオルの話をしてたけど
ユッチはお風呂上りに使ったタオルの話をしてました。

子供たちはお風呂上りに使ったタオルをリビングに放置したまま寝てしまう事があるので
このやり取り自体は普段から時々あります。

なので、「昨日のタオル出したん?」と言われてお風呂のタオルだと思うのはごく自然な事。
「お山に持って行ったタオル」と言わなかった私が悪い…

例え主語が抜けてたとしても普通はもう少し早い段階で
「あ、お風呂じゃなくてお山に持って行ったやつやで?」となるはずなのに
「この子は一体何言ってんの?」という冷たい気持ちでした。

 
コムギに主語が抜けてる指摘をしたあの時の自分に
「お前こそ!」と思いっきり突っ込んでやりたい…

 
しかも「茶色のタオルなんかないやんか」と言ったのもおかしいです。
うちには茶色のタオルはたくさんあります。

でも外出時に子供に持たせる保育所用のタオルには茶色がないので
「茶色のタオルなんかないわ!」と思ってしまったのです。

 
あぁ、こういう事か…

 
自分の頭の中にある事が相手の頭の中にも存在してる前提になってる。
しかも中々気付かなかった。

コムギもきっとこんな感覚で話してるんだろうな。

 
そういえば私は他のママさんと話をしてても
「〇〇の?」みたいな感じで聞き返される事が多いです。

自覚はなかったけど今思うと主語が抜けてました。
今まで気づかなかったとは情けない。

昔からの友達に対してはそれほどではないと思うので(たぶん)
慣れてない方と話す時は緊張からいっぱいいっぱになってしまうせいだと思います。

一方、子供たちに対しては逆に気を遣わなさすぎるせいかな…

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