こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

後期個人懇談、コムギ編(5年)

遅くなりましたが、後期個人懇談コムギ編です。
→ユッチ編はこちら

今回の個人懇談は希望制でしたが、
コムギはプライベートではいろいろ問題があるものの
学校では忘れ物をする事と宿題をやらない事以外は特に問題がないのでどうしようか迷いました。

担任の先生と話が出来る機会があるなら話したいけど
希望制にしてる理由はコロナの為だと思うので極力保護者には学校に来てほしくないんだろうし…

でもなぜかコムギ本人が「懇談して」と言ってきました。
え?何で?
普通イヤだと思うものでは。

でもユッチの懇談に行くということはバレてたので
キョウダイ間に差をつけない為懇談を希望することにしました。
実際話したい事もあったし。

 
という事で挑んだ懇談。

コムギは相変わらず積極的で活発で男女共に仲良くしてるということでした。
最近は放課後教室に残って黒板に絵を描いたりしてるらしい。
女子しか残ってなくてもそこに混じって仲良くみんなでお絵描きしてるとか…

正直、私の小5時代では考えられない光景です。

うちの子たちの小学校は小人数でアットホームという事もあるし
誰かが浮いているとかいじめられてるという話もあまり聞かないので良い事なんだろうけど
私の子ども時代は殺伐としていたので考えられない事でもあります。
人と違う部分があれば容赦なく排除される世界でした。

 
勉強面の話では前期より上がってるとの事。

今回の懇談は希望制なので点数が記載された紙は持ち帰れないそうですが
(全員に配布できないことに対する公平性の配慮)
すべてが80点台後半以上で平均点は90点を超えていました。

一番得意だったのは言うまでもなく理科。

 
ただ、算数でニガテな分野があったらしく
普段コムギは得意な子向けのコースで授業を受けているけど、
一度だけ苦手な子向けのコースに誘っていただいたそうです。
(うちの学校では4年生以降算数は習熟度に合わせて2クラスに分かれて授業を受けます)

「理解力があるから丁寧に教えると飲み込むのも早い」と言われたけど
そもそも復習になるはずの宿題もまともにやらんようではね…

基本計算系は得意だけど、どうもグラフがニガテっぽいです。
でも出来なかったからといってコムギは気にもせず宿題もせず覚えようともしません。

こういう様子から今後躓く事があれば心配だと言われました。

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国語に関しては、やはり文章を作るのがニガテとの事。
これはもう何も言えません。
私もまったく同じタイプなので改善する方法すらわかりません。
何なら今も悩んでる事だし…

コムギも私も自分から好きな事を発信する分には大きな問題はないけど
題材を与えられると無理なんですよね。

「一文や一単語で終わってしまう」と言われたけど、私も子どもの頃は同じでした。
発想力がないのでそこから広げられないし、文章力がないのでモヤモヤと何かが浮かんでも言葉にできません。
更にコムギは「これでいいや」とすぐ放棄する…

いや、私もそうだったな。
だってわからんもん、やりたくないもん、もういいやんーと。

まぁ、これは一生付きまとう問題だと思います。
おそらくコムギも私と同様言語理解が低いはず。

一度コムギにもWISCを受けさせたいな。

 
コムギの先生はとにかく褒めてくれる先生で
「コムギくんはほんとにセンスがある」とめっちゃ言ってくれます。
この「センス」とは芸術的な意味合いではないですが、
「ではどういうことか」と聞かれるとうまく表現できません。
何回もこの発言があったのが印象に残っています。

結局その後に繋がるのは「~なのにもったいない」という流れなので残念でしかないのですが…

 
「絵も独特のかわいさがあって~」とにこやかに話してくれました。

そうなんですよね。
絵は別にうまくないのに何か独特の雰囲気とかわいらしさがあります。
幼いだけかもしれませんが。

そう思ってたのはただの親バカで誰もそんな風には感じないもんだと思ってたけど、
親が感じてた部分を褒められると素直にうれしいです。

 
あと、「卒業生を送る会」のメッセージを読む人を決める時に
役が5つ(はじまりの挨拶、おわりの挨拶、的な)あるうち最後の1つが誰も立候補せずに決まらなかった時
コムギが自ら手を挙げたそうです。

その話はコムギ本人から聞いていたし、
毎日「緊張するけど練習がんばってるねんー」みたいな報告もありました。
手を挙げるのも迷ったそうですが、誰も手を挙げなかったので引き受けようと思ったとの事。

だれも候補者がいなかった時、先生は「勝手に誰かを指名するわけにもいかなしなぁ…」と困ってたそうですが
コムギが手を挙げてくれた時はほんとにうれしかったそうです。

正直意外です。
目立ちたくないタイプで恥ずかしがり屋なのに。
本番もしっかりやり遂げたようで、かなり褒めていただきました。

何なん、外ではいい話あるやん。
家ではほぼゼロなのに…

 
先生にもいろいろなタイプがいますね。
コムギの先生は区役所の相談員さんに近い雰囲気があります。

コムギが一時期インチュニブを飲まなくなった時に
先生がコムギに話をしてくれたことがあったのですが、その後の事も気に掛けてくれたり。

学校で先生が困ってて投薬を促すのであればわかるけど
学校では困ってることがないのに話してくれたのは意外でした。
(話の流れで勝手に薬を止めている事は伝えたけど、協力は要請していません)
支援級の先生と薬について話をした事もコムギ本人から聞いているので
きっと担任の先生が支援の先生に話したんだと思います。

 
ちなみに今はきっちりインチュニブを服用しています。
服用再開からしばらくしてユッチへの暴力も激減しました。
コムギ本人も飲んでいるほうがラクだと先生に話していたと聞きました。

親に言われるままに飲むのではなく、自分で必要だと感じる事は大切なので
一時期勝手に止めてしまった事も結果オーライなのかな。
今は自分に必要な薬だと認識してくれています。

今でもユッチに手を出す事はそれなりにあるけど
薬を止めていた時のタチの悪さに比べるとかなりマシ。

コムギ自身暴力が悪い事だとはしっかりわかってるので
感情が抑えられないのはしんどいんだと思います。

 
そんな感じで懇談は終了しましたが、今の先生は出来れば来年度も担任になってほしいと思っています。
でも基本うちの学校は毎年担任が変わるのに4年生と5年生の2年間を受け持ってもらったので来年度は変わるんだろうなぁ。

来年度は小学校生活最後の1年間。
できれば担任は変わってほしくないし、コムギも同じことを思っています。

祈る気持ちで来年度の発表を待とう…

ひとつ希望を持てるのが、5年生→6年生の担任だけは何度か変わらない事例があった事。
さすがに3年目はない?でもまわりで悪評を聞かない先生なので最後の1年だからこそこのメンバーでいく可能性もあるかも?

…と、考えてもしゃーない事をグルグルと考えています。
 

小学校の先生というのは保育士さんと違ってほんとに発達障害に理解のない人が多いです。
そんな中、学校内では特に問題のない中途半端なタイプのコムギに2年間寄り添ってくれた先生。

できれば最後の1年も受け持ってもらいたいと心から願っています。

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