こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

セミの幼虫を拾う、そして羽化

今朝、今シーズン初のセミの声を聞きました。
夏ですねー。

ここから先は虫の話になります。
写真は見たい方だけが見れるよう配慮してますが
虫の話がニガテな方はご注意ください。

 
夕方コムギを迎えに行った帰り、
「あ!ちょっと!待って!!」と慌てた様子で言われ、
自転車を止めたら即座に飛び降りたコムギ。

一通の細い道路の真ん中にセミの幼虫がいました。

私はまだ状況を把握してなかったけど
一瞬で駆け寄って捕獲するコムギ。

車が来てたら確実に撥ねられてただろうな…という感じ。
コムギのこういうところが怖いです。

 
セミの抜け殻はよく目にするけど
動いてるセミの幼虫はあまり見る機会がないので
コムギはかなり興奮してました。

たしかに私も初めて見るかも。

そして「家に持って帰りたい!」と懇願。
いつもは思い通りにならなければイライラ炸裂で八つ当たりするけど
今回に限っては切実に願ってるという様子が伝わるほど必死でした。

イライラせず、一切感情をぶつけず
ひたすら「お願い!お願いやから!」と…

 
コムギは大の虫好きです。
(私は大の虫嫌いですが…)

保育所時代はコムギの事を「虫博士」と呼ぶ人も何人かいました。
私から見ると「博士」ではなく「ただの虫オタク」の範囲ですが
まわりの誰もが虫好きと認定するほど虫が大好きだったのは事実。

この前の日曜日は公園でセミの死体を見つけ、
遊びもせず何も言わず最後までセミの観察を延々としてました。

そんなコムギに言われたら要望を飲んであげるべきだよな…と。
ここで拒否したら母親失格のような気さえする。

害虫なら断固拒否するけど、所詮セミ。
うるさい以外は害もない。
しかもレアな機会。
セミはキライだけど羽化するところは見せてあげたい。

という事で「羽化したら放してあげる」「弱ってしまったら放してあげる」
という条件を付けて家に持ち帰る事を許可しました。

 
虫カゴに入れるとプラスチックに滑ってひっくり返るセミの幼虫。
虫はひっくり返るとジタバタして命が尽きるイメージがある…

これはイカン。
死なれては後味が悪い。

そこでカブト虫用の土を入れ、
割り箸数本を輪ゴムで止めた物を入れてみました。

虫はキライだけど持ち帰った以上は無事成虫になってほしい。
土(お墓)に埋めるのではなく、空に飛び立ってほしい。

セミなんか触れないし、見ていて気分のいいものではないけど
ヘンな情が生まれてしまうのも実際のところ…

 
そして、わずか数十分後に羽化が始まりました。

 
トラウマになりそうな映像です。
エイリアンがハラを突き破って出てくる感じ。
(セミの場合は背中ですが)

晩ご飯中にコムギが興奮しながら「出てきた!出てきた!」と言うので見てしまったけど
食事中に見るもんじゃないです。

 
時間をかけて出てくるものだと思ってたけど
結局1時間程度で幼虫の姿をしてたセミは成虫の姿になりました。
羽化仕立てのセミってこんな色なんですね。

→写真は見たい方だけどうぞ(別窓で開きます)

 
この辺で見かけるセミはクマゼミ9割、アブラゼミ0.9割、ミンミンゼミ0.1割という感じですが
顔付きを見る限りクマゼミだと思われます。
(ミンミンゼミやアブラゼミと比べると目が離れてます)

 
昔はセミの死骸を見るだけでゾッとしてました。
「イヤなもん見てしまった~。きもい!」みたいな。

でも今では見るだけなら平気。
そこまで気持ち悪いとも思わなくなってます。

人の親になるという事は思わぬところでたくましくなったりするもんですね。

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