こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

朝の大号泣とその理由

今朝コムギを小学校に送り届けたらまさかの大号泣!

ギャーギャー泣きながら首が締まるかと思うほど全力でしがみつかれてしまい、
指導員さんに力づくで剥がしてもらってダッシュで会社に向かうという
思いもよらない忙しない朝になってしまいました。

小さな乳幼児ならともかく、6歳児が本気で力を出すとけっこう強い…

でもこうなったのは私のせいです。
失敗したなぁと反省。

 
今朝は家にいる時から「いきいきに行きたくない」と言ってたのですが
その理由が「靴を置く場所がわからん」というものだったので
「先生かお友達に聞いたらいいやん」と軽く返してました。

一言聞けば済むだけの簡単な問題なので
「は?そんなことで?あんた何歳やねん」と思ったのが正直な気持ちで。

でもコムギは「無理。おかーさんが聞いて!」と言うので
困ったことがあるならちゃんと自分で聞かなあかんという事を説明しました。

もう小学生になるんだし、そんな事で甘えてたんじゃ世の中渡っていけないし。

…とまでは言えないけど、
その後も「おかーさん、聞いて」と言い続けるコムギに
「それくらい自分で聞き。ちゃんと教えてくれるから」と
自分で解決するよう突き放す形で言いました。
 

そして小学校到着。

「いきいき」の部屋の前に着いたらうつむいたまま黙ってるコムギ。
よく見たら静かに泣いてました。

「靴置く場所わからん」と。

それに対して「自分で聞きーや」と若干イライラ。
時間に余裕がなかったのもあるけど、
難しい事じゃないのでそんな事で甘えてほしくない気持ちもあったし
もう小学生になるんだからそれくらい自分で解決出来るだろうと。

実際この年なら誰にでも出来ることだと思うし
4歳のユッチでも「先生に聞いてみたら?」と言ったら
「うん、そうするわー」って普通に返してくると思う。

でもコムギはどうでもいい事はうざいぐらい主張するけど
肝心な事はちゃんと言えないタイプ。

家を出る前から暗い顔をしてたのは
靴の置き場所を聞かないといけない事にプレッシャーを感じてたからで
「いきいき」の部屋に着いた時、そのプレッシャーが最高潮になったようです。

最初は静かに泣いてたけど、私が会社に向かおうとすると
「わからん!でも聞けない!おかーさんが行ってしまう!どうしよう!」という気持ちから
パニクってしまって私に飛び付くようにしがみついて大号泣する流れになってしまいました。

 
4日目にして何で今更…と思ったけど
「みんなはここに靴を置いてない」という違いに気付いたんだと思います。

同じ保育所の子もいるので何で聞かなかったのかは理解できないけど
それに気付いた時からきっと不安だったんだっと予測されます。

 
そういう事情に気付いたのは学校を出て職場に向かう途中。
「誰にでも出来る普通の事」がコムギには出来ないんだという事を忘れてました。
冷静に考えれば考えるほど「あぁ、そうだったのか」と。

最後まで「甘えるな!」と貫く親もいると思うし
それで「なにくそ!」とがんばれるタイプの子もいると思うけど
コムギの場合はそうしたところで出来るわけでもないし、何もプラスになりません。
むしろマイナス。

誰が聞いても「そんな程度の事?」という内容でも
コムギにとってはこの世の終わりくらいの気持ちだったりするので
ここで突き放すとひねくれた気持ちしか残らないのです。

というのも、私自身子供時代に似たような経験が何度もあり
わりといい年になるまで恨みとして残ってたから。

大人になった今は「あの時の大人の反応は仕方ないな、当然だったな」と思うけど
当時の私にとってはどれも一大事というほどの出来事なので
「誰もわかってくれない」「誰も助けてくれない」「みんな冷たい」と被害妄想全開。
「おかーさんは味方してくれなかった」という気持ちだけが残り、
それは思春期の激しい反発にも繋がってます。

私もコムギ同様扱いにくいタイプの子だったので
そこは一番気持ちをわかってあげられるはず。

母親が一言同意してくれたり、気持ちに寄り添ってくれたら
結果は違ったのにな~と思う事が多々あるので
反面教師でその経験を生かしていかないとなぁ。

今回の事に関して言えば、
1人で聞けないなら一緒に聞こうか、とか
がんばってみて無理なら聞いてあげるよ、とか
段階を踏むなり、逃げ道を作るなりの工夫が必要だったと反省してます。

 
でも夕方はケロッとしてて「ああ、あれな~、靴置く場所わからんかってん」とか
「おねーちゃんとオセロしてたらすぐ泣き止んだで」と軽い感じで報告してくれました。

言い方はまるで他人事。
最近こんな感じの事も多いので丁寧な対応が必要だという事をついつい忘れてしまう…

 
そして今日は実は給食の試食会の日でお弁当はいらなかったみたいです。

失敗した!
知らなかった!
見てなかった!
アホみたいに早起きしてお弁当を作ってしまいました。

でも慣れない場所での給食を完全に拒否したコムギは結局お弁当を完食。
(保育所では給食大好きっ子でよくおかわりをしていたのに)

結果オーライ!

…という単純な問題ではないですね。

 
保育所のように口頭でしっかり説明してくれるわけじゃないので
しっかりプリントを確認する癖をつけないといけないなーと反省しました。

今日は反省ばっかりです。

 
コムギが新一年生なら、母は小学生の母一年生。
一緒に成長していこう。

…て書きながら「何だこのベタで恥ずかしい言い回しは!」と自分で鳥肌が立ったので
敢えて削除せず残しておきます(笑)
酔っぱらいの頭のレベルは所詮この程度。

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