こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

コムギ4年生、家庭訪問

ユッチの家庭訪問の後はコムギの家庭訪問でした。

どの先生もお決まりのようですが、まずは良い部分の話。
コムギはムードメーカーらしいです。

これ、今までに他の先生からも言われた事があるけど本気で信じられない…

でもクラスの子との接し方を見てると、たしかに私の知らない顔です。
これまで何度もやってた「お笑い係」をまたやってるらしく、
友達と休み時間にアレコレ練ってるらしい。
勉強もがんばってるし、リーダー的なものを積極的にやりたがったりするそうな。

先生はそういう部分から人を引っ張る?まとめる?的な力を伸ばしてあげたいと言ってくれてたけど
(正確な言葉を覚えてません。ニュアンス的にそんな感じでした)
コムギはリーダータイプではなくただ目立ちたいだけなので若干複雑…

つい先日コムギに「おかあさん目立ちたい?」と聞かれたので
「目立ちたくない。おかあさんは目立つの大嫌いー」と答えたら
「オレは目立ちたいねん!」とハッキリ言ってたしなぁ。

目立つのは勝手だけど、リーダー的なものをやるのなら
独りよがりにならないようにする事も覚えないといけないと思う。
先生にも軽くその辺の話をしたけど、コムギにはむずかしい気がします。

今は幼いからリーダーに求められる事なんてそれほどないけど
コムギはどう考えても独りよがりになるタイプ…
目立ちたいだけだし。

 
あと、友達が吐いたり等すると「かわいそう」と心配する発言があるらしく
「やさしい気持ちを持ってますね」と。

これ、最近になって家でも言う事があって成長を感じたのですが
今まで虫を心配する事はあっても人間を心配する事がなかったのでびっくりしてます。
成長なんだろうな。
「人間を心配する事がなかった」というよりは「人間に興味がなかった」のほうが正しい気がしますが…

でも私の体調が悪くて「おかあさん頭痛くてしんどいねん、動かれへんからちゃんとやってな。頼むで」とくたばってても
やる事は何もやらんし、「大丈夫?」等の声掛けもなければ気遣いもないし、
横でユッチと盛大にしょーもないキョウダイゲンカを繰り広げてくれます。
手伝いをするとかも一切なし。
むしろ自分の事すらしない。

ユッチが体調不良の時も一切心配しないし、これは友達限定?

たまには家族の事も気に掛けて欲しいなぁ。
横でくたばってても言葉で伝えても完全スルーはつらい。
風邪薬のCMで子供が親の心配をする演技を見ると若干悲しくなります。
(さすがにあれは作り過ぎだと思うけど)

 

そして良い話の後は…
ユッチに引き続き宿題問題でした。

あんたもか。

コムギの場合は「やってても出さない」らしい。
度々あった問題だけど本気で意味がわからん。
せっかくやってるのに出さないって何。
「出さなかったらやってないのと同じやで?」と何度言ってきたか…

 
懇談でも家庭訪問でも2人とも必ず出る宿題の話。

先生に怒られて「やらないと」となってくれればいいけど
うちの子たちはそんな繊細じゃないのがネックです。
というか、先生がそれほど怒らないので図に乗ってる感じもあります。

 

コムギの先生は以前書いた通り長年支援級を担当してた先生です。

薬の事やデイの事も先生のほうから質問してくれました。
薬の名前も聞かれたけど、答えると知ってるとの事。

さすが。

てか、今までコムギの発達障害については一切引継ぎすらされてなかったけど
前年度の先生はきちんと引継ぎしてくれてたんですね。
4年目にして初めての経験です。

前年度(3年生)の時の先生は今までで一番よかった先生。
初めて「いい先生」と思った人だったので
クラス内で何も問題がないのにコムギの事情を次の先生に伝えてくれたのが素直にうれしい。

 
でも最後はトラブルの話でした。

家庭訪問の日だったか前日だったかは忘れたけど
6年生と揉めて足を蹴ったとの事。

サッカーのプレイ中にコムギの足が6年の子に当たった事で
相手の6年の子がイラついたらしく、
コムギが点を取れなかったりうまくいかない事がある度に挑発してきてたそうな。
6年生にしては幼い行動だと思うけど、「やーい!へったくそ~」的なやつです。

これが数回繰り返され、最後にコムギがキレて蹴ったというのが流れ。

 
コムギの発狂する声が職員室にいる担任の先生の耳に届いて
慌てて止めに入ってくれたそうですが
相手の6年の子にケガはなくすぐ収束したそうです。

いくらケガがなかったとはいえ、蹴ったのは悪い事。

でも私的には2~3度挑発されてキレなかったことにびっくりしました。
細かい文言は忘れたけど、相手を不快にさせてやろうという魂胆が丸わかりな発言。

それを「次点取るからいいもん!」とスルーし、
最終的に負けて挑発された時も「楽しかったし」みたいな感じで流したものの
その後の追い打ちでプチッときた模様。

蹴った事についてはコムギが悪い。
そこは擁護するつもりはありません。

でも話を聞く限りこの6年の子にも問題はあるし、ハラが立つ事自体は当然だろうと思います。
聞いてるだけでも「イヤなヤツやな」と思った程だし。

ただ暴力は何があっても許されない。
どんな理由や言い分があっても手を出した時点で手を出した方が悪となる事は再度きつく言い聞かせました。

 
いろいろ思う事はあるものの、コムギが次々と挑発されてここまでスルーできたのって
これまでのコムギからすると奇跡と言ってもいいほどの事です。
まぁ、インチュニブ(薬)のおかげだと思いますが…

そして、蹴った事は良くなかったけど…と前置きをした後
何度かの挑発をスルー出来た事を先生が褒めてくれたそうです。

これは初めての経験。

最終的に手を出すと、手を出したほうが怒られるのが普通です。
経緯はどうあれ、手を出したほうが悪い。
どんな言い分があっても耳を傾けてもらえないものです。

でも先生は「手を出したのは良くなかったけど、ガマンできた部分はすごいね」と
悪い部分はしっかり注意しつつ、ガマン出来た事を褒めてくれたようです。

 
新しい。
そんな対応をしてくれる先生は今までいなかったです。

何て事のない事かもしれないけど、
コムギは「オレは悪くないのに!」となりがち。

たしかにトラブルが起こるような行動をしたのは相手かもしれないけど
キレたり手を出せばコムギの立場が悪くなるのは当たり前。

でもコムギは相手にイヤな事をされたという理由があると
それを理由に自分を正当化する傾向にあります。

自分は悪くないと思ってるのに怒られるもんだから受け止められないし
「〇〇が●●したから悪い!」と、余計意固地になって相手の行動に固執しがち。

そこで大人が更に厳しく注意すると絶対聞き入れないどころか泣きわめく事になります。
素直じゃないコムギを前にして大人が「何が悪いかわからせないと!」という姿勢になればなるほど悪い方向にいくし
コムギはパニックに近い状態になって数十分引きずります。

かと思えば、突然切り替わって鼻歌を歌いだしたりする事もあるから理解できないんですけどね…
昨年度の担任の先生はこの様子に遭遇した時、「???」と混乱してました。
親の私も理解できません。

 
なので、出来た部分をしっかり褒めた上で悪い部分をきちんと注意してくれる先生というのはありがたいです。
否定されるだけじゃなく、認めてくれる部分もあればコムギも素直に受け止める事もある。

なにより私が見習わなければー…

 
今年度の先生の対応にありがたみを感じると同時に
自分の対応を反省した家庭訪問でした。

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