こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

宿題をやらない問題、限界!(後編3)

もはや前編後編という概念を完全に無視してますが
「宿題をやらない問題、限界!(後編2)」の続きです。

いい加減今回で終わりにしたい…

 

朝登校班で行くことを諦めてでも宿題をやらせた日の夜、
コムギの宿題をチェックしました。

この日に出た宿題、コムギは「やった」と返事をしてました。

 
コムギは今3年生です。

私が宿題を見るのは「どんな感じかなー」と内容が気になった時に時々見るだけで
済ませたかどうかのやりとりは基本口頭。

忙しいから余裕がないというのも大きいけど
3年生にもなった子の宿題をすべてチェックをするのもどうかと思うので
理由がなければ実物のチェックまではしてきませんでした。

でももう信用できん!

 
という流れからのチェックです。

 
国語は~、うん、やってある。
でも算数のプリントが中途半端。

すべて文章問題だったのですが、回答が計算式しか書かれてない…
本来は「〇〇〇+□□□=△△△」と書くべきところを「〇〇〇+□□□=」で止めてある。

肝心なのは答えでは?!

コムギはきっとこの3桁の計算がめんどくさいんだと思います。
これまで途中で止めてた算数のプリントもすべて3桁の筆算。

 
絶対わざとだと思ったので注意したけど
「間違えた」「わからんかった」と。

うそつけ!
もうその手には乗らん。
案の定本気での反論がなかったのでわざとだと思われます。

でも感情的になっても仕方がないので、
問題をよく読むように言ってその場でやらせました。
今後「間違えた」の言い訳が使えないように「もう一度きちんと読んで確認すること」とも。

 
そしてこれには続きがありました。

翌日担任の先生に呼び止められ、
国語の宿題で2回書くところを1回しか書いてないと。

しかも1回しか書かなかったのはわざとだったとコムギ本人が認めたという話でした。

チェックしたのに見落としてた!
2回だったのか!

そこまでチェックしてなかった私も私だけど、
まさか回数を誤魔化されるという発想がなかったので
まんまと騙されてしまいました。

 
もう溜息しか出ない。
アラフォーのいい大人なのに子供の宿題がストレスでしかない。
このままだとまた親子関係に影響する。

担任の先生には生活面すらスムーズにいかなくて余裕がない事も
宿題で親子関係が悪化した経緯がある事も話してるので
「出来る時はします。でもこんな状態なので出来ない時もあります」と再度伝えたけど
結局私自身が「ここはきちんとやらせる習慣を付けなければ」という事に捉われてしまって
「なんとかやらせなければ!」と固執してしまってます。

だって宿題をやらない理由が「めんどくさい」だもん。
そんなの世間では通用しないよ。

別に精神的に不安定になってるわけでも疲れが溜まってるわけでもない。
勉強がニガテなわけではなく十分問題を解く力もある。
そしてやりたい事はとことん集中してやる。

なのに、やりたくない宿題はあの手この手でやらない。

 
そんなもん通用するかよ!

 
先生は決して親にどうにかしろと言ってるわけではないけど
やらせないまま終わらせないという信念はあるようです。

ただ「あんまり言ったらおかあさんがしんどくなると思ったけど…」と私に気を遣いながら報告してくれる事もあります。
私はたとえしんどくなっても知らないままなのは一番イヤなので教えてもらえたほうが助かります、と伝えてますが。

私が甘かったせいで「やりたくない宿題はやらない」が定着した可能性もあるので
今回は「そんなもん通用せんぞ!」と厳しく詰めて
「やるべきことはきちんとやる!」を定着させようとしてますが
ほんっとにむずかしいですね。

 
そういえば、担任の先生に「今までこういう子にはどう対応してきましたか?どうしたら効果がありましたか?」という質問をしました。

いろんな子を見てきてると思うので、
私が知らない対応の仕方があるかもしれない。

でも答えは、
「今までいろんなお子さんを見てきましたが
 …うーん…、言いにくいのですが、コムギくんは手強いです。」
という答えが返ってきました。

要約すると先生もお手上げだという事。

 
ごぼうび制度の提案もありましたが、
これまで何度か取り入れたけど最初は食いついて効果があるけど結局すぐ飽きる、で終わってます。

さらにこれを取り入れるに当たってユッチが「コムギだけせこい!」となるので
キョウダイ同時に取り入れる事になりますが
当然ユッチのほうがきちんとこなすのでごぼうびにありつける頻度が高いのはユッチになります。

するとコムギは「ユッチだけせこい!」と癇癪を起こし、
「きちんとしたらもらえる」とどれだけ説明しても
「ユッチだけせこい!せこい!せこい!」と収拾がつかなくなるんですよね…

 
先生は「支援が必要な子に効果があるのですが…」という事を前提で提案してくれましたが
申し訳ないけど何度も実践して挫折してます。

ちらほら「支援」という単語が出たのもあり、
あえて伝えてなかった「診断がある」という事もこの機会に伝えました。
先生は「そこまでじゃない」と思ってたようでびっくりしてましたが。

実際コムギはクラス内で他に問題は一切なく、
「支援」という単語を出すにあたっても
「コムギくんはそういう感じではないんですけど」という補足すら入ったくらい。

見る人が見たらバリバリ特性ありだと思いますが、
保育所や学校では集団行動に問題がなければ「健常」とみなされる傾向がある気がします。

 
以前ブログにも書きましたが、今の担任の先生には家で問題がある事と場所によって振る舞いが変わる事くらいしか伝えてませんでした。
それはこれまでの先生に発達障害の事を伝えてよかったと思った事がなかったから。

日常生活ではいろいろ問題のあるコムギですが、
クラス内で問題がない事から学年が変わっても発達障害については引き継ぎすらされず
それに対して学校側に不信感もありました。

2年になる時も3年になる時も一言も引き継がれてません。
散々伝えてきた家庭での様子の事もです。

なので1年生の時の先生にも2年生の時の先生にも具体的に伝えてたのに
今の3年生の先生は何も聞いてなかったそうです。

今の担任の先生は話が通じる人なので
決して隠してたわけではなくこういう経緯があってあえて言わなかった事も話しました。

これを言った事によって何かが変わるわけではないし
問題はただ宿題をやらないという事だけですが
「一般的な対応じゃ無理なんです」「めんどくさいタイプなんです」
という事を知ってもらいたいと思える先生だったので伝えてみました。

 
ぐだぐだと長くなってすいません。
あと1回続きます。

「宿題をやらない問題、限界!(後編4・完)」

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