こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

癇癪への対応

「母1人で児童精神科へ」の続きです。

今回病院でアドバイスをもらったのは
「何か要求がある時の癇癪」への対応の仕方です。
(私の解釈で書いてるので微妙にニュアンスが違う部分があるかもしれません)

これまで聞いてあげられない要求の場合は
「キレたら聞いてもらえる」という図式にならないよう
断固要求を飲まないようにしてきてます。

でも状況によってはダメな理由を説明したり怒ったりもしてました。

前回の投稿でも書いたように
最近はあまり相手にせず放置する事も増えてきてますが。

 

病院では「癇癪への対応(行動療法)」と書かれた図入りの紙を基に話を聞いたけど
おおざっぱに箇条書きにすると次の通りです。

・反応せず無視する
(↑話しかける、視線を送る、抱きしめる、叩く、等一切NG)
・反応する事により、より激しくちょっとした事でも癇癪を起すようになり悪循環となる
・ゆずらない
・巻き込まれない
・淡々と対応する
・時にはきっぱりと叱る
・怒る時は一喝
・説明しすぎない
・そして落ち着いたら別の部分でアプローチして場面を変える。

ごく基本的な事のようですが
「言葉をかける」「抱きしめる」「見る」等がダメだとは意外でした。
それだけじゃなく「叩く」というのも。
(叩いてはいけないという意味ではなく「反応する」という意味で)

その場をやりすごす為に本人の要求を飲むという事だけは絶対にしなかったけど
怒ったりダメな理由を説明する事は度々あったので。

でもそれも逆効果のようです。
例え要求を飲むという行為ではなくても
反応をするという事自体よくないらしい。

関心を引きたいという欲求を満たす事になってしまうそうで
そうする事によって反応がより激しくなったり
ちょっとした事で癇癪を起すという悪循環になるそうです。

だからと言って怒らなくてもいいわけではなく
時にはしっかり叱る。
ただ、「一喝」が条件です。

 
これらに関してはペアレントトレーニングでも出てくるそうですが
「褒める」という事に重点を置かれすぎてるけど
「無視する」という部分が一番大切だと言われました。

(実はペアレントトレーニングの本は数年前から持ってます。
参考にはなったものの実践できずにいました…)

あと、普段怒られなかった事を突然厳しく言われると
子供は「あれ?」と耳を傾けるのでそういうやり方もいいみたいです。

これは人間の心理というものなんだと感じました。
何か問題を抱えてなくても育児というのは大変なので
どんな親子にも役立つ部分がある気がします。

先生にも「育児は実験みたいなもの」と言われたけど
たしかにそうなのかもしれません。

子供の性質によって対応方法はガラッと変わるし
試してみないとわからないもんなぁ。

 
ちなみに今回の例に当てはまる事例をひとつ挙げると
「お菓子をあげる時」が一番多いかなぁと思います。

・お菓子は〇個だけ
・おかわりはありません
・食べたら袋をちゃんと捨てよう

という約束を事前にしておやつをあげると
それまで上機嫌だったコムギが食べ終わった瞬間不機嫌になり

「もっと欲しい!」「もうないの?」
「もういやや!もういい!」「なんであかんねん!」

と怒って叫んで、約束してた自分のゴミすら捨てなくなります。
これはほぼ毎回。

 
当然要求を飲むわけにはいかないので与えないでいると
物に八つ当たりしたりするし、ゴミも断固捨てない。

放置するほうがいいとはわかってても
人としては心底ハラが立ちます。

事前に約束してて本人も納得してたはずなので「ちゃんと約束したやろ!」と思うし
「おやつなんてあげなければよかった」と悲しくなる事も…
だって、喜ぶと思って与えてるわけだし。

 
しかも年下である5歳のユッチは「ごちそうさま!おいしかった!」で終わります。

ユッチもしょっちゅうワガママを言うし
めんどくさい事もたくさんあるけど、話にはちゃんと耳を傾けてくれます。
納得できない事があって怒って泣いても、ある程度で自分で折り合いを付けて落ち着きます。

なので、いくら頭ではわかってても
コムギの態度に限度を越すと私もプチッときてしまうので
黙って耐えれるよう忍耐力を付けないといけないなぁと思います。

「下の子が絡んでる時の対応」に続きます。

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