こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

【アル中入院日記 番外編】ジジイとのトラブル

*はじめに&目次*
アルコール依存症
 入院日記
最初のA病棟にいる時に変わったジジイがいました。

表現が悪い事はわかっていますが、
腹立たしいヤツなので「ジジイ」と書かせていただきます。
本当は「クソ」って頭に付けたいくらいですけどね…

 
そのジジイはとにかく毎日病院の備品を盗む。
ペーパータオルも丸ごと持って行くので
いざ顔を洗って拭こうと思ったら空っぽ。
ハンドソープも丸ごと持っていってしまいます。

私と同じ超早起き組で、よく朝に私と同じ部屋の20歳の女の子に話しかけていました。
男性には一切絡みません。

そしてその女の子が退院した翌日、
今度は私に絡んでくるようになりました。

20歳のピチピチの女の子ならともかく
まさか46歳のババアに絡んでくるとは思わず困惑。

私は起床前に起きるので、
その頃はよくデイルームで詰所から漏れる光と私物の懐中電灯の光で塗り絵をしていました。

そしたら朝方で席はガラガラなのにいきなり隣に座ってきて
ひたすらしゃべりかけてきました。

世間話のような感じではあったけど
いろいろ質問もされてうっとうしいと思いながらも相手をしていました。

その時間、1時間。
塗り絵をしている私の横にずーっと張り付いていました。

嫌なことを言われているわけでもないから無視するのは悪いと思ったけど
気持ち悪いし迷惑だし塗り絵に集中したいのではっきり言ってジャマ。
でもあの時そっけなくしたらよかったと思います。

 
私が相手をしたことに気をよくしたのか
昼間に自販機でジュースを買っていたらジジイがそっと近づいてきて
かなりの至近距離で「明日も一緒に塗り絵しようね」と囁くように言ってきました。

き、気持ち悪い!!!
絶対イヤだ!

戸惑って咄嗟に「塗り絵持ってるんですか?」と聞きました。
そしたら「持ってない」と返ってきたので
「じゃあ一緒に出来ないですね」と明るく答えてその場をサッと離れました。

マジで簡便してほしい。
枕元にライトはないし、スマホも持てない病棟なので
3時とか4時とかに起きてしまう私にとってデイルームは唯一過ごせる場所。

出来ることも塗り絵をするか日記を書くぐらいしかない。
早起き組が数人いるので日記は見られたくなくて日中ベッド横の小さな台で書いていたので
出来ることは塗り絵のみ。

ちょいちょい他の人と話もしていたけど、
基本的にそれぞれラジオを聞いたり何かを書いていたりしていたし
つい声が少し大きくなると注意されるので会話は時々という感じでした。

またジジイに横に貼り付かれたらどうしよう。

 
仕方がないので翌朝からは女子部屋の前にひとつあるテーブルで塗り絵をすることにしました。
ここは夜間仕切りが立てられて男性侵入禁止になります。

ただ、窓際なのでかなり寒い。
それに詰所の光もあまり届かなくて暗いです。

それでもジジイに近づかれるよりはマシだったので
この記事に出てくる仲良くなったおっちゃんが起きてくるまではそこで過ごし、
おっちゃんが起きてきたら隣に座るのでデイルームに移動していました。
でもおっちゃん、起きてきたと思ったらまた寝に行ったりもするんですよね。

 
で、ある日おっちゃんがいない時に油断をしてデイルームで塗り絵をしていたら
ジジイは時々廊下をうろうろしながらこちらを伺って不振な動きをしていました。

気性が荒い人ではなかったので隣に座られなければいいやーと
あまり気にしていなかったのですが
しばらくすると突然私が座るテーブルの向かい側に来て怒鳴りだしました。

「あっちでやれ!」
「ここでやるな!部屋戻ってやれ!!!」
「目障りや!」

全力の怒鳴り声。
若い男性に怒鳴られると委縮してしまいますが、相手はただのジジイ。
そして私も瞬間湯沸かし器タイプなのでカチンときて

「は?職員に言われるならともかく何であんたの言う事聞かなあかんねん!」
「そんなこと言う権利なんかないやろ!」

と反論しました。

この後は同じ事の言い合い。
どちらも全力で怒鳴り合っていました。

 
同じ事ばかり怒鳴られて埒が明かないと思った時
ジジイがテーブルに置いてあった私の懐中電灯とメガネを掴んで
何をするかと思ったら部屋の角目掛けて思いっきり投げつけました。

懐中電灯は破損、メガネも左側のツルの根本が歪んでしまいました。
メガネを外していたのは老眼の為です。
近視&老眼で近視用のメガネを掛けている人はメガネを外すと近くが見えるようになります。
要は眼が良い人が老眼鏡を掛けているのと同じ状態になるという感じ。

ほどなくして4~5人の看護師さんとケアスタッフさんが走ってきました。
事情を話し、被害届を出すと言いましたが
病院側は穏便に済ませたいのかとりあえずなだめられました。

 
そしてその日急遽外出許可を貰って懐中電灯を買い、
メガネを買ったお店に行って修理をしに行きましたが
以前買ったお店とは違うお店でメガネの修理をお願いしたら断られたことがあるので家の近くです。

病院は田舎、家は都会。
これを午後の短い時間で往復したので家に寄る時間もなく
ただ慌ただしいだけのおもしろくない外出です。
何で私があんなジジイのせいで…と怒りが収まりませんでした。

その後診察時にその話になったので
壊れた物の弁償代と交通費と慰謝料をジジイに求めると先生に伝えました。
応じてもらえない場合は被害届を出すと。

理不尽に怒鳴られたこと、いきなり物を投げつけたので
一瞬自分に投げつけられるんじゃないかと恐怖を感じた事、
そのせいでわざわざ無駄な外出をするハメになった事で
弁償だけでは納得がいかなかったのです。

ただ、先生が優しすぎてあまりややこしい事にしたくない気持ちもあり
慰謝料については気持ち程度で良いと高額は求めませんでした。

 
それと本人対私だけの話では済ませたくなかったので
ジジイの家族への報告もお願いし、
ジジイ本人が謝罪をする可能性はゼロに近かったのと
会いたくなかったので謝罪は不要としました。

 
結果はかかった費用+ほんの少しの慰謝料を貰って終了となりましたが
ジジイ本人はお金を払う事を納得していたと聞いています。
私もケガをさせられたわけではないし、
病院にも相手側にもちゃんと対応してもらったので納得しました。

ちなみにジジイは即保護室行き。
先生の配慮でその後別の病棟に移動させてくれました。

 
本来は怒鳴られた時点で言い返さず職員を呼ぶべきなので
その部分は私も注意を受けました。

外の世界でも自転車で走っていて文句を言われたらすぐ言い返してしまうタイプ。
怖い人もいるので瞬時にキレてしまう事は直さないといけないですね。
若い頃それで怖い目に遭ってるのに懲りない自分がイヤになります。

外の世界では無視、状況次第では警察を呼ぶ。
病院では職員に助けを求める。
今後はこれを徹底するように気を付けなければと思いました。

 
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