こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

今年も熱中症②ユッチの帰り道NEW

「今年も熱中症①経緯と症状」の続きです。

入院することになった為、
病院に付いて来てもらっていた中3のユッチを
深夜1時台に1人で帰宅させる事になってしまいました。

本来なら中学生を1人で外出させてはいけない時間。
しかも本人の性自認は別として
外見は実年齢より少し上に見えるごく普通の女の子です。
化粧もしてたし。

交通手段は考えるまでもなくタク一択!

病院の受付か警備の人に言えばタクシーを呼んでもらえる事を伝え、
タクシー代と翌日の3人分の食費込みで1万円を渡しました。

 
この時私は何の疑いも持たず
ユッチはタクシーで帰ったと思っていたのですが
LINEで「思ったより家から近かったから歩いて帰った」という考えもしなかった返信が…

え…?
意味がわからなさすぎる。
てか、こんな地域で女子の深夜の1人歩きなんて危なすぎるやん。
信じられん!

何事もなくてほんとによかったけど
理由を聞くと病院を出たら知っている場所だったから
ふとタク代を払うのがあほらしくなったそうな。

いや、歩ける距離だけど場所と時間と年齢と性別を考えようよ!
何よりユッチのお金ちゃうやん。
おつりは領収書と共に返すように言っていたからユッチが得をするわけでもないし。

まぁ、寮から家まで歩いて来た事もあるくらい散歩が好きなので
歩ける距離と知ったら歩きたくなったんでしょう。

でも危ないのでしっかり注意しておきました。

 
「何事もなかった」というのは「無事だった」という意味で
しっかりナンパはされていました。

「え、それって何て声掛けられるん?」と興味本位で聞くと
「普通に『なぁなぁ、ナンパしていい?』って」と。

「まじ?めっちゃストレートすぎるやん!それって普通なん?」と突っ込んだら
「普通やで」と言われたけど私はナンパされた経験がほぼないからわかりません。

昔からそうなのか?
それとも時代なのか?
ナンパしまくってたであろう旦那に「昔何て声掛けてた?」って聞いてみるか。

元旦那もナンパしまくってたタイプ。
何て声を掛けていたかは知らないけど
本名に近い偽名を使っていた事だけは知っている…

 
話は戻ってユッチですが、
「中学生やでー?」
「中学生がこんな時間に何してるん?」
「あー、お母さんが急変してー…」
と、まるで私が死にかけたかのような言い方をしたら
同情して気を遣われて去っていったらしい。

ユッチは知らない人に話し掛けられても
知り合いかのようにフレンドリーに返します。
そしてそのまま会話が続けば友達かのように会話ができます。

何となくそういう子だとは知っていましたが、
祭りの時に傍で見ていて改めて実感。

お手伝いに来ていた外国人(留学生?)の男性2人と長時間同じ場所にいて
お客さんが途切れている時は3人で仲良さげに話をしていたので
初対面の人とあんなに話せるなんてすごいなぁと思いました。

後で「何人(なにじん)?」「何の団体の人?」と聞いたら
「知らんっ、台湾かどっかちゃう?知らんけど。」と興味なさげな反応が返ってきたので
相手の情報なしにあんなに長く話せるもんなのか…と。

私は超絶人見知りなので最初から知り合いかのように話せるユッチがうらやましい。
おまけに何を話していいかわからなくて会話が続かないので
私ならお手伝いをする事になった経緯とか聞いちゃいそう…

ていうか、そんな事くらいしか話す内容が思い付かないです。

また話が反れましたが、
何でそんなにナンパされるのか聞いてみたら
ユッチ曰く、そもそも歌い手リスナーは狙われやすいんだそう。
ほんまかいな。

さっぱりわからない世界。
見ただけで歌い手リスナーってわかるらしい。
ほんまかいな。
 

そして帰り道はこのナンパだけでは終わらず…

今度はユッチが通っていた小学校の近くで
二十歳くらいの女の子が酔っ払ってビルの植栽にもたれ掛かっているところに
30代くらいのガタイのいい男性2人が女の子に声を掛けている場面に遭遇しました。

最初は一旦素通りしたものの
明らかにその男性は女の子の知り合いではなさそうで
更に女の子が何度も「大丈夫です」と返事しているのに話し掛けている事から
何かあったらいけないと思って引き返す事に。

ユッチは間に入って「私が対応するのでもう大丈夫です」と言って男性を離れさせ、
女の子の家がすぐ近くだったので送って行ったそうです。

 
もしかしたらただの親切な人たちかもしれないけど
何度も断ってるのに引かない事や
酔っ払いの若い女の子にガタイのいい男性2人だと
女の子が危ないかもしれないという発想になるのはよくわかります。

無事送り届けてあげられて結果オーライだけど
ユッチだって危ない目に遭う可能性があったので
話を聞いていてヒヤッとしました。

申し訳ないけど、親の私からしたら知らない女の子よりユッチの方が大事です。
しかもまだ中学生で相手はでかいオッサン2人。

複雑な気持ちでユッチが危険な目に遭う可能性もある事を話したら
「念のためポケットにカッター忍ばせてるから大丈夫♪」
とあっけらかんと言い、
「あ、ペットボトルの水だけもらっといた笑」と付け加えてきました。
(女の子に渡す分です)

ちゃっかりしてるな。
てか、ポケットにカッター?!
銃刀法違反では…

時間も時間だし、職質されてポケットからカッターが出てきたら補導されるやん。
いや、補導じゃなくて逮捕か。

荷物に入れているペンケース内ならともかく
ポケットはアウトやろ。

実物を見ていないので刃の長さは知らないけど
わりと日頃から持ち歩いてるような言い方だったので「止めときー」と言ったら

「何かされたらカッターで目刺したるねん」
「いや、目はアカンやろ」
「正当防衛やん」
「過剰防衛やろ、違うとこにしとき」
「そやな」
「キンタマ蹴り上げるか、アゴ狙うか」
「脳震盪起こさせるのがいいか」
「うん、障害残るのはアカンで」
「頸動脈んとこどついたらいいらしい」
「何で?」
「失神する」
「まじか」

と、何のやり取りやねん…という感じになったけど
今思うと親子でなんちゅー会話してるねん、と。
しかも病棟の大部屋で。

 
まぁ、マジメな話をすると
ユッチはもし女の子に何かがあった場合、
「あの時素通りしなければ…」と後悔するから戻ったそうです。

小さな頃から面倒見が良く、
困ってる子を放っておけないタイプだったので
そういえばそういう子だったなぁという事を思い出しました。

施設の人からもよくチビッ子たちの面倒を見ているって言われていたなぁ。
自分の事はちゃんとしていないけど…

 
とりあえず、

・深夜の移動手段はタクか知っている人の車のみ!
・刃物はポケットに入れて持ち歩かない!
・状況によっては警察を呼ぶ判断をすること!

です。

ユッチはあらゆる方面で「危険」という部分の感覚が欠けています。
他で言えば高所とか。

一生後悔するような事にならないよう
きちんと考えて行動して欲しいです。

でもユッチのおかげで助かりました。
あの時1人きりだったらもっと悪化していたと思います。

ただ!
お願いだから救急隊員に「写真撮っていい?」ってニヤニヤしながら聞くのはやめて欲しい。
非常識すぎて私が恥ずかしい…
もちろん冷ややかに断られていました。

しっかりしていてすごく大人な部分が多いので
子どもすぎる一面は久しぶりに見ました。
ただ、違うシチュエーションで見たかったですけどね…

 
続きます。

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