こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

【アル中入院日記 #06】依存症のことNEW

*はじめに&目次*

←前回【アル中入院日記 #05】最初の心境と環境(後編)

 
依存症といえば誰もが知っている単語だと思います。
私も知っていました。
でも「特定のことをやめられない」程度の認識。

実際私はお酒をやめることが一切出来ませんでした。
飲酒欲求が強く、1日も休肝日すら作る事が出来ず毎日飲まないと気が済まない。
とにかく飲める状況ならいつでも飲む。

10年以上かけて量が増えていって少量じゃ酔わなくなっていき、
数ヶ月前児相のケースワーカーさん&旦那と飲んでいい本数を決めて約束をしました。
でも決められた量では足りなくて楽しくなくてイライラし、
さりげなくねだってみたり文句を言ったり言われたり
夫婦で険悪になることもしばしばありました。

最初の記事に書いた通り休み前等の夜はいろいろやらかしているし、
そういう時は「ここで止めておかなければいけない」というラインが自分ではわからずとことん飲んでしまう。

最後のほうは子どもの事や家事も疎かになるほどお酒優先で
酔っぱらいによくある暴れるようなことはまったくないけど
お酒の事を指摘されるとハラが立って「楽しく生きたいだけやのに何で文句言われなあかんねん」と思っていました。
(文句というか実際はただ注意されただけなんですけどね)

 
これだけはよかったと思う部分は仕事に行く時に飲んだりはしなかった事。
二日酔いで仕事に行ったことは数え切れないほどあるけど、
仕事の前日に朝方まで飲むとかアホみたいな飲み方はしなかった事です。

そんなの当たり前の話と言えば当たり前なんですが、
いろいろ調べていると仕事に行く前に飲むとか、
お酒で仕事に行けなくなるというのはアル中あるあるのようです。

 
そんな状態になる「依存症」というもののことを詳しく知ったのは入院してからでした。

私は当初、依存している物・行為(アディクションといいます)からしばらく遠ざかれば元の状態に戻ると思っていました。

なので、本気で断酒をするつもりはなく
数ヶ月お酒を抜けば体がリセットされて今後はコントロールしながら飲めるようになると思っていました。

そしたら適度に適量を飲んで
今度は迷惑をかけないように楽しく飲んでいこうー、みたいな。

 
そんな私の甘い考えを打ち砕いたのは認知行動療法に使用されていたテキストやその他の資料で
そこにはまず依存症とは何かということが丁寧に説明されていました。

詳しく書くと長くなるので簡単にですが
私なりに捉えた内容で書きます。

 
依存症というのは意思が弱いからなるわけでもなければ性格の問題でもなく、
アルコールに限らず使用すればどんな人でも誰でもなる可能性がある病気。
(薬物、ギャンブル、買物等すべての依存症)

更に治ることのない慢性の病気で
脳にアルコール等を欲しがる部分が定着され、
これを消すことは一生できないらしい。

(後で詳しく調べたけど、このへんの脳のメカニズムの話はとてもおもしろいです。
「報酬系」とか「ドーパミン」とかそんな話が出てきますが、アルコールや薬物やギャンブル等の依存症だけに関係があるのではなく、良いことがあった時や食事や性行為なんかにも関係しています。中々興味深い話ですが、私ではうまく説明ができない為ぜひ調べてみてください。)

 
そして依存症は進行性の病気で、
たとえ少量であっても使用を続ければ続けるほど悪化するということ。

しかも、たとえ何十年とアディクションを絶っていても
再び使用を始めれば絶った段階から進行が再スタートする。
その為、私で言えば一生アルコールを絶たないといけない。
一生断酒しないといけないということ。

 
何それ…

不治の病?一生付き合う?
じゃあ私の体はもう二度と元に戻らないの?
お酒を飲めばまた元の最悪な状態に戻ってしまうということ?

それってもう一生お酒が飲めなくて
これまでのように夫婦で飲みに行ったりもできないということ?
二人の趣味なのに?

旦那の友達とも飲んでワイワイ楽しんだり
そのままスナックに行って歌いまくったりもできないということ?

何より仕事をして帰って飲むのが何よりの楽しみなのに?
うそやろ?
そんなん何の楽しみもないやん。
生きている意味なんかないやん。

 
現実を受け入れられませんでした。

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ にほんブログ村 子育てブログへ

コメントをする

13 − 12 =

ページの上に戻る