こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

この夏のカブくん

7月8日、うちにカブトムシがやってきました。

いつもはホームセンターで買ってたけど、
今年はコムギのクラスの女の子のママさんから家で繁殖させたカブトムシをいただきました。

 
ちなみに私はその子の事は名前しか知らないし、ママさんも面識がありません。
どちらも顔すらわからないレベル。

1年からずっと同じクラスだけど、私は人の顔を覚えるのがかなりニガテ。
直接話をしてても覚えられない事があるくらいなので
接点のない方だと「うっすら」すらわからない…

もしかしたら参観とかで挨拶くらいはしてたかもしれないけど
それすら何とも言えないほどわかりません。

というような状態なので、別のママさんを通してカブトムシはうちにやってきました。

 
この機会に連絡先を交換したけど、
やはり「コムギといえば虫」という事であげようと思ってくれたようです。
「一番元気な子やで~」と言われた通り、ほんとに元気なカブトムシ。

今までホームセンターで買ったカブトムシはこれほどじゃなかったし
昨年買ったカブトムシは一見元気だったのに翌日死んじゃいました。

 
そのカブトムシが9月3日、ついに死んでしまいました。
うちに来て2ヶ月弱です。

虫って弱ってから死ぬもんだと思ってたけど
これまでのカブトムシは「朝元気だったのに夕方帰ってくると死んでた」ばかり。
そして今回も朝までは元気だったのに夕方帰宅すると死んでました。
カブトムシってそういうもんなんですかねぇ。

 
昨年まではカブトムシが死ぬとコムギは号泣してたけど
今はもうカブトムシは越冬できない昆虫だという知識もあるし
もう9月になってたので覚悟は出来てたようです。

さみしそうにしながらずっと死体を手にして眺めてたけど。

 
そういえばこのカブトムシには好き嫌いがありました。
よくわからんけど黄色のゼリーだけは絶対食べない。
他のゼリーには食いつくのに断固黄色だけは食べてくれませんでした。

カブトムシって好き嫌いするもん?!

 
カブトムシが死んでしまった事によってひとつ空いた虫カゴ。
洗ってキレイにしようと思いながら放置してたところ、
昨晩10時を過ぎてから同じマンションのママさんからLINEが入り、
「〇〇さんがコムギくんクワガタいらんかなーって聞いてるねんけど」との事でした。

またまた個人的に連絡を取ってないママさんからの申し出だったけど
この後直接家までクワガタを届けてくれました。

どうやら子供さんが捕獲したのではなく、旦那さんのお店に飛び込んできたクワガタらしく
連れて帰ってきたものの虫かごもエサも何もない状態でかわいそうだったそうです。

 
「コムギくんなら絶対虫に優しいし、乱暴な事せーへんから」と言われ、
虫の部分だけはいいイメージを持たれてるんだなぁとしみじみ。

前年度まで登校班に付き添ってくれてたママさんでもあるので
登校中の様子から虫オタク具合を把握されてたんだと思います。

 
でもたしかにコムギは虫にやさしいです。
この年頃の子は虫を殺してしまう事が当たり前のようにあるけど
コムギはそういうのを許せません。

「今日〇〇くんがシロテンハナムグリ踏んで殺してん。めっちゃかわいそうやったわ。絶対アカンであんなん!」
と怒りながら話す事もしょっちゅうあります。

母としては人間にも同じ気持ちを持ってほしいのが本音だけど
相手が虫であってもそういう気持ちを持ってる事は少し救いであったりします。
まぁ、こういう思考自体が健常児とは違うんだとも思いますが。

 
いただいたクワガタはコクワガタのオス。
元々家にいるのも同じコクワガタでメスですが、コクワガタは越冬する種類。

いただいたクワガタは弱ってるので何年生きてきたのかわからないけど
寿命を全うするまでがんばってくれたらなぁと思います。

 
コムギの虫オタク具合はおそらくまわりも呆れる程。
登校中も虫を探してるという話は何度も耳にしてるし
「ほんとに虫好きよなぁ」と誰にでも言われるくらい普通じゃないんだと思います。

ぶっちゃけコムギの虫好きには私も引く事があります。

 
でもこうして他のママさんがコムギに虫をくれようとするという事は
「あの子ヘンよな」「関わらんほうがいいよな」とは思われてないんだな…と救われた気持ちにもなります。

私は虫がキライだけど、まさか接点のなかったママさんと虫を通して繋がりが出来るとは。
コムギの虫好きもいい面はあるな、と思ったり思わなかったり。

 
私は基本的に虫を触りたいと思う事はないけど
何気に夜中にカブトムシの背中をツンツンしてみる事がありました。

飼ってるという意識からか「大丈夫かな?生きてるかな?」と気になってしまうのですが
元気に反応してくれた時は「お、今日も元気だねー」と癒されたりもしてました。

なので、やっぱり虫とはいえ死んじゃうのはさみしいです。

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ にほんブログ村 子育てブログへ

コメントをする

8 − six =

ページの上に戻る