こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

コムギ、喘息で入院(前編)

前回の投稿でチラッと書きましたが、
コムギは11月4日~7日まで喘息で入院してました。
長くなりますが、その経緯になります。

 
連休2日目、朝からコムギ絶不調。
前日から咳は出てたけど、夜中からひどくなって朝には息が苦しい状態になってました。

この3日程前にユッチが熱を出してたので移ったんだろうな。
咳ばかりで鼻水や喉の痛みがないという症状がまったく同じです。

 
この日は土曜日だったのですが、
連休2日目の為なんとなく日曜日の気分で
午後から開いてる休日&夜間専門の病院に行くつもりでした。
でもふと思えば「今日土曜日やん!午前中は普通に病院開いてるやん!」と。

という事で、急いで用意をして掛かりつけの病院へ。

ササッと行ってササッと帰るつもりだったので
ユッチにコムギのキッズケータイを持たせてお留守番をしてもらってました。

 
しかし着いてみるとかなり混んでる。

コムギも時間を追うごとに調子が悪くなってて
何度も「しんどい」と言いながらイスと一体化状態。

受付時に書く問診票に呼吸器症状が出てる事を書けば
看護師さんがまずサチュレーションを測りにきてくれますが、
この時のサチュレーションは94。

まぁまぁ悪いなー。

しばらく待って呼ばれた診察では軽く聴診をし、
まずは吸入をしてから状態次第で対応を決めようという事で
1度目の診察は短時間で終了。

と、診察室を出たところで突然嘔吐。

朝ご飯を食べれなかったので透明な液体のみです。
飲み物も一切とれてなかったので
「飲み食い出来なくても出るのか」とびっくり。

そして吸入15分後に再度サチュレーションを測るものの上がるどころか下がってて93。
この時コムギは座るのも拒否の状態でした。

喘息は本来座ってる方が呼吸がラクなんですが
とにかく横になりたがって体を起こす事を拒否。

 
この直後に2度目の診察に呼ばれたけどもう座ってくれません。
でも「しんどい」「無理」と、時々受け答えはしてるので
やばい状態というわけではなさそう。

とはいえ、かなりきつい事にはかわりない…

サチュレーションが低かったので
測定する機械を付けっぱなしにしてたけど
横になったまま動かないコムギの数値は90~92を行ったり来たり。

この数値は酸素吸入が必要なレベルです。
案の定、ちらっと入院の話が出ました。

病院に着いた時はそこまで状態が悪くなかったので
入院の可能性なんてまったく考えてなかったな…

 
先生は先にレントゲンを撮るつもりだったみたいだけど
しんどそうなのでまずは点滴をしようという事に。
でも混み合ってて外来のベッドが空いてない。

この日は今までに見たことのない混雑具合で
看護師さんたちもかなりアタフタしてて
少し話をした看護師さんは「今日は激しい!」と苦笑いで言ってました。

 
何とかベッドを空けてもらったものの
コムギはもう歩く事すら出来ず、お姫様抱っこで移動しました。

年齢の割には軽いほうだけど、この年になると体は大きいので抱っこしずらい…
外でコムギをお姫様抱っこする事があるとは思いもしなかったな。

私がコムギを抱っこして、
看護師さんがコムギの靴とメガネとサチュレーションを測る機械を持って3人でのっそり処置室に移動。

 
とりあえず再度吸入をするにも
しんどくて座位が取れず、私の体にもたれさせる状態。
(吸入器は一部機種を除き、基本縦向きじゃないと使えません)

コムギはもう8歳なので、口にくわえるマウスピースでやってたけど
ぐったりしてたので乳幼児用のマスクに変更してくれました。

でも再度吸入をしてもサチュレーションは高い時で93。
低ければ90まで下がる。
コムギも体を起こせないままぐったり。

ここで再度嘔吐。

 
点滴をするにも「やめてー」「痛いー(←まだ刺してない)」と抵抗はするものの
体を動かす元気もなくただ力ない声で抵抗するのみ。

サチュレーションが低いので酸素を使い始めたけど
外来で酸素を使う程なら帰れなさそうだな…と、
ここで初めて「ほんまに帰れんかも」と覚悟しました。

酸素2リットルを流してても何とか維持できるのは95で
先生も「陥没呼吸してるし、この状態なら入院したほうがいいと思います」と。

ただ、事前に言われてたのですが、この掛かり付けの病院はこの日満床。
入院するなら別の病院を紹介する事になるとの事でした。

もちろんコムギの事は心配だけど
入院となれば仕事やユッチの事等、いろいろな問題があります

でもこんな状態のまま入院を拒否して自宅で夜を過ごすのは怖い。
喘息は夜間に悪化する事が多いし。

 
なので、最終的に「入院しましょう。受け入れ先を探します」と言う先生に反論する理由もなく
「お願いします」となりました。

「希望の病院はありますか?」と聞かれたけど
正直希望は今いるこの病院しかありません。

他の病院事情を知らない事と、うちは母子家庭で付き添いが出来ないので
その事を伝えて付き添いをしなくていい病院を希望しました。
(小児科は付き添い必須の病院が多いです)

付き添いしなくていい病院を希望するなんて親として最低かな…とも思ったけど
普通に承諾してもらえて無事付き添い不要の病院が見つかりました。

 
でもその病院は聞いた事もない病院。
名前に地名が入ってるのでだいたいの場所は検討がついたけど、
自転車は無理だろうと思われる地域。

てか、それよりユッチはどうしよう!

この時点で2時間以上お留守番をさせてました。
コムギと一緒なら数時間のお留守番は問題ないけど
年長児ひとりっきりのお留守番。
しかも「ちょっとだけお留守番しててね」のノリで出てきてる。

別の病院に移動する事になったのでまだまだ時間が掛かるけど
この時点で12時半だったのにお昼ごはんすら食べてません。

きっと不安だろうし、お腹が空いてるはず。

 
てか、入院先の病院への移動もどうすれば…と思い、まずそれを聞いてみると
点滴も入ってて酸素も使ってるので救急車で移動します、との事。

救急車!まじ?
大げさすぎるんじゃ…
と思ったけど「自転車でよろしく!」と言われても困るのが実際のところ。

 
ここで、未就学児である下の子を家に1人で放置してる事を相談したけど
救急車には兄弟姉妹は乗れないとの事でした。

患者本人が成人であれば家族は別でタクシーに乗って向かう事も出来るけど、
患者本人が未成年なので家族が救急車に同乗する必要がある事。
同乗できるのは私のみ。
結論はユッチの預け先を探すしかないという事でした。

でもダメ元で母に電話をしたらあっさりOK。
母は旅行が大好きで国内外問わずしょっちゅうあちこち行ってます。
そんな母が連休に空いてるなんて奇跡!
でも実家は遠いので軽く見積もっても1時間半は掛かります。

ユッチがすでに何時間もお留守番をしてて
お昼まわってるのに食事をしてない事は伝えたけど
「とりあえず化粧させて~」と相変わらずマイペースな母。
それでも助かりました。
(母と妹がいるグループのLINEで状況は逐一報告してました)

あまり甘える事がないので頼っていいのかすごく迷ったけど
勇気を出して頼ってよかったです。

 
そして会計を済ませ、諸々の手続きが終わると救急車が到着しました。

「コムギ、喘息で入院(後編)」に続きます。

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「コムギ、喘息で入院(前編)」へのコメント

  1. こんな緊迫した状況やったとは…‌
    やっぱ、秋口は喘息に何かしら影響しやすいのかなぁー。呼吸器疾患って、ほんと怖いよな。。。

  2. >りえさん
    いや、緊迫はしてないでー。‌
    わりとほのぼのしてたよ(笑)‌
    ただ、家を出た時よりどんどん悪くなってたから「ええええ」という感じはあった…(-“-;)‌

    秋口は喘息の好発時期やから、吸入ステロイドをやめてこの時期を乗り切れるかが一番気になってたけどあかんかったね(^ー^;)

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