こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

【過去のブログから】父、発症から最期まで(2)

閉鎖した前のブログに書いてた「父の最期」を
こっちのブログに残しておこうと思います。
(父は2014年10月20日に脳梗塞で亡くなりました)

ヘタに手を加えたくないので子供の名前以外は当時の投稿そのままです。
時系列がおかしい部分もありますがご了承ください。

【過去のブログから】父の脳梗塞、経過
【過去のブログから】父親の死
【過去のブログから】父、発症から最期まで(1)
【過去のブログから】父、発症から最期まで(2)★この投稿です
【過去のブログから】父、発症から最期まで(3)

 

 
父が脳梗塞を起こしてから亡くなるまでの経過を
覚えてる範囲で綴っています。

記憶が薄かったり又聞きの内容もあるので、
事実と異なってる部分があるかもしれません。

 
10月16日(木)

この日は仕事をして、夕方病院に。
父の状態は落ち着いてました。

どこかの校長先生が来てくれたらしいけど
(父は元中学教師)
その校長先生は私が保育園に行ってた頃
お迎えに来てくれたことがあるとか…

ひぇぇ。
何十年前?!
最低でも30年前だよねー。

時間差で顔は合わさなかったけど
恥ずかしいような会ってみたかったような。

ちなみに校長先生はその事を覚えてたそうですが
なぜ校長先生がお迎えに来てくれたかというと
母が何かの事情でお迎えに行けなくなり
父にお願いしたけど免許がない!

という事で、車を出してくれたそうです。

 
そしてこの日からしばらく妹との生活が始まります。
1日目は妹のだんなさんもいたので実家に泊まったけど
だんなさんが仕事の都合で帰っちゃった為
実家じゃ不便すぎるという事で。

実家は車がないとどうにもならない場所。
父の車が余ってるから車本体には困らないけど
実家にはチャイルドシートがありません。

母はずっと病院に泊まってるし
生後3ヶ月の赤ちゃん連れてチャイルドシートなしでどうするねん!と。

あとムダに広くてさみしいしね…

 
そんなわけでうちはにぎやかでした。
コムギとユッチも大喜び。
いつも優しくしてくれる叔母(←妹)がいるし、赤ちゃんもいる。

保育所にも赤ちゃんはいるけどさすがに生後3~4ヶ月はいないので
姪っ子はもうアイドル状態でした。
 

10月17日(金)

この日は病院に行かず。

うちはお客様用の布団がなく
この生活がいつまで続くのかわからなかったので
仕事の後、自転車飛ばして布団を買いに行ってきました。

放置されて朽ち果てそうになってたハイローチェアも復活させ
必要なものを洗濯しまくり、少しでも赤ちゃんが快適なように。

というか、害がないように…(-“-;)

 
そして父がもう助からないという事を聞いてから数日経って
現実的な事を考え始めました。

どれくらい持つんだろう?
このままの状態がいつまで続くんだろう?
個人差があるのは重々承知だけど平均が知りたい。

高齢の方は体力がなかったり心臓に問題があったりするけど
父は若いし基礎疾患もないし脳以外は元気。

3週間ぐらい持つ方もいると聞いたけどそれは長い方?
それともこのまま数ヶ月って事もあるの?

担当医が若干コミュ障気味の方で、
質問をしても的を得てなくてモヤモヤするー。

 
冷たいようだけど、仕事もあるし子供たちの事もあるし
長丁場になるならそれなりにいろいろ考えないといけない。

数日しか持たないというなら仕事を休んでずっと病院にいようと思うけど
長く続くならそういうわけにいかない…
もちろん子供たちのお世話もある。

何より長く続くときっとまわりも疲弊してくるし
キレイ事だけでは済まないのが現実です。

回復の可能性が少しでもあるなら話は別だけど
希望もなくただ力尽きるのを待つのって何だかなぁ。

父もかわいそうなだけだし
もし自分がそうなったら死なせてほしいと思う。

ただ我が子なら話は別で、どんな状態でも生きてて欲しいと思うから不思議。
ある程度年数を生きた大人とまだ小さい子供の差?
 

10月18日(土)

休みのこの日は午前中に家の用事をして
昼から子供たちを連れて妹親子も一緒に病院に。

到着すると呼吸器のアラームが頻繁に鳴ってました。
状態が悪いわけではないとの事だけど音がでかい。

子供たちのヒマつぶし用に色鉛筆やおえかき帳を持参したけど
なぜか病院での出来事はあまり思い出せません。

何して過ごしてたんだろう、この日…
母と一緒に病院の食堂でうどんを食べた気もするけど。

帰りは電車で子供たち爆睡。
ユッチはベビーカーなのでそのまま寝ててもらってもいいけど
コムギには起きてもらわないと困る!

「着いたよー。ラピート見に行こっか?」と
ラピートで釣って無理矢理起こす。

しかし思い付きで言ってみたものの
ラピートが止まってなかったらどうしようと不安になってたら
運よくPeachのラピートが止まってました。

old02

何てステキなタイミング。
おかげでコムギもすっかり目が覚めました。

 
疲れてたのか、写真の撮り方サイテーだな(-“-;)

妹はなぜか電車運があります。
今回のこのラピートも2度目だし
偶然ドクターイエローが停車してるところに遭遇したり。

本人は興味がないのでうれしくも何ともないだろうけど
電車好きの息子を持つ親としてはうらやましいー。

 
10月19日(日)

この日は昼頃1人でのんびり病院に。
妹親子は朝早くすでに病院に向かってて、
子供たちはだんなさんに任せました。

日曜という事もあって、父の同僚がたくさん来てくれました。
ただ、病室のドアが開い時にデザートを食べてたのが本気で恥ずかしかった。

病院内のコンビニで買ったものだけど
商品自体にプラスチックのナイフとフォークが付属されてる上
クリームたっぷりなケーキなので尚更…

 
みなさん私と同じ世代で幼児持連れ。
いろんなお話を聞いて父の知らない一面を見ました。

そして慕ってくれてたんだなぁとしみじみ。
家ではダラダラなイメージしかなかったけど
人を引っ張る力があったようで。

てか、当たり前かもしれないけど
先生同士って学校以外でもお互いを「○○先生」って呼ぶんですね。

体育教師かと思った人が数学担当だったり
人って見かけによらないな~。
どうしても数学と筋肉は結び付かない(^ー^;)

その時聞いた衝撃の話、
実は父がタイムカプセルを預かってるそうです(=◇=;)

理由があって掘り起こしたタイムカプセルを保管してるとのことで
もちろん母も妹も知らない。
必要なのは2年後なのでまだ時間はあるけど
絶対探し出さないといけない物…

しかし、父っていろんな事してるなー。
知らない話を聞けてちょっと楽しい時間でもありました。

 
日が落ちた頃、サチュレーションが下がり気味になってました。
低い時で92ぐらいだったかな?

とは言ってもこんな状態なので問題という程の数値ではないんだろうけど
これまでずっと96~100で安定してたので
変化があったという意味で気になりました。

ちなみにコムギの喘息の時だと
92というのは「ちょっとよろしくないかな~」という数値。
(外来での気管支拡張剤の吸入や点滴で改善しなければ、
酸素吸入が必要で入院の対象になる数値です)

心拍数や血圧は安定してたけど
落ち気味なのかな?と少し気に掛かる…
家に帰ってから「痰が取れない」「体位を変えて様子見」という事を聞きました。

 
(3)に続きます。

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