こどもたちの日常と母のひとりごと。息子は軽度アスペルガー。

公園でのトラブル、ひとつの部分に固執する2人

お休み最終日、公園が閉まる20分程前にコムギが帰ってきたと思ったら

「〇〇のバット折ってへんのに折ったって言われた…」

と、ボソッと言うなり泣き出しました。

 
この時のコムギの話では5年の子がバットを折ったのに
コムギが折ったとみんなから言われたと。

泣いてるので折ってないのは本当っぽいけど
これだけじゃぜんぜん状況が掴めん…

とりあえず壊してないものを壊した事にされるのはイヤだし
逆に壊したんならきちんと謝らせないといけないし、
私も持ち主のママさんに謝る必要が出てくる。

口喧嘩なら放置するけど、物が絡んでるので話を聞きに行くことにしました。

 
でも「話しに行こう?おかーさんも一緒に行くから」と言っても
「イヤや!二度と公園行かん!」と怒って動こうとしないコムギ。
「行かへんかったらコムギが折った事を認める事になるで?それでいいんか?」と言っても拒否。

めんどくさい息子やなー、もう!
で、何度か強めに言い聞かせたらしぶしぶ動いて公園へ。

 
その場にいたのは5人の男子たち。
積極的に説明してくれた3人の子の話で状況が見えてきました。

・5年の子が遊んでてバットが折れた(悪気なし)
・折れたけどかろうじて繋がってたバットを地面に置いてた
・コムギは後でそれを発見して「直るかな」とくっつけようとした
・これによって完全に持ち手と本体が取れてしまったらしく「コムギが折った!」と言われた
・「オレは折ってない!」と反論したけど「折ったやろ!」と言われて口論になった
・コムギが「二度と公園けーへん!」と吐き捨てて帰宅

という事のようです。

 
少し繋がってたバットをコムギが触った事によって完全に折れたと言う子もいたけど
コムギは最初から繋がってなかったと主張してるのでこの辺だけはよくわかりません。

どちらにしても、最初に折った子も後で触ったコムギも
悪気があったわけでもなくふざけて起こったわけでもない出来事。

ちなみにバットは幼児向けのプラスチック製のものでした。
最初は木製のやつだと思ってたので「折れるってどんな状況やねん!」と思ったけど
小さい頃から使ってたものが経年劣化で破損してしまったという感じで
持ち主(1年)の子も特に怒ったりせず、折れた事に興味すら持ってませんでした。

 
最終的に揉めたのは持ち主ではない3年のAくん。
これまでにもいろいろあった子です。

今回も単純な話で、コムギが壊れたバットを直せないかと触った事によって
A君が「壊した」と勘違いして怒っただけの事。

コムギはコムギで「オレは折ってへんのに折ったって言われた!」という部分に固執し、
A君はA君で「コムギがねじって壊した!だから悪い!」となってヒートアップ。

アスペルガーの子と知的障害の子、
どちらも感情の抑制がニガテで思考が短絡的なのでこういう流れになったようです。

A君はコムギが「二度と公園けーへん!」と吐き捨てた事に対しても
「オレに悪口言った!」と怒ってて、もうどっちに対しても溜息です。

話を聞きにいった時も、4年の子と5年の子は冷静に状況を説明してくれたけど
コムギとA君は「オレは壊してない!」「壊した!」と感情的になってました。

 
口論になるのは別にいいけど、まずコムギ自身が「それは誤解や。オレは直されへんか試してみただけやで」と伝える事が必要なのに
「オレは折ってない!」しか言わないから相手も「お前が折った!」となる。

家に帰ってきてからの怒り方も「オレは折ってへんのに!!二度と公園行けへん!」と極端で
当初の「直そうとした」部分はもう抜け落ちて説明にすら出てきませんでした。
「やってへんのにやったと言われた」部分にしか意識がいってないんですよね…

最終的に解決しなかったとしても大事な部分はちゃんと伝えれるようにならないとなぁ。
その前に思考回路の問題か…

 
4年の子と5年の子は的確に説明をしてくれ、
1年の子2人(うち1人はバットの所有者)は関わろうともしてなかったので
結局問題なのはコムギとA君。

基本的には仲の良い2人だけど、
何かあれば当人たちだけでは解決が出来ません。

まわりは成長してるので健常の子が相手だとほぼ揉める事はなくなったけど
特性のある子が相手だと年上であっても収拾がつかなくなる事が時々あります。

コムギもひとつの事に固執するし、A君も同じで「悪い」と感じたら感情的になってそこだけを責めてくる。
どちらも状況や背景が目に入ってません。
少し時間を置いて話をしてもどちらもすぐ再燃してヒートアップするし、
片方が感情的になるともう片方もカッとなるので悪循環そのものです。

 

家に帰るとコムギはケロッとしてました。
さっきまで拗ねて怒って泣いてたくせに…

でも「ちゃんと話しに行ってよかった」をわかってもらおうと
「あのままやったらまだ拗ねてたやろうけど、きちんと話をしに行ったからスッキリしたやろ?」
「壊すつもりじゃなかったのも伝わったやろ?」
「イヤがってたけど行ってよかったやろ?」
と話すと「うん♪」と何事もなかったかのような返事が返ってきました。

 
私は状況を確認して2人に説明をしただけで
結局お互い謝る等のやりとりはなかったのにこの切り替わりよう…

お互い謝れなかった理由はどちらも聞く耳を持たずヒートアップするからという
私としては少しスッキリしない状況だったのに。

 
まぁでもこういう事は初めてじゃないのでまたあるんだろうなーと思います。

にほんブログ村 子育てブログ 発達障がい児育児へ にほんブログ村 子育てブログへ

コメントをする

eight + twenty =

ページの上に戻る